平松礼二
平松礼二(ひらまつれいじ)
ヨーロッパで起こったジャポニズムの再解釈
東京都出身の日本画家。琳派を出発点とし、モネやゴッホなどの印象派から材を取った装飾性に溢れる新しい日本画を開拓するなど、ジャンルを超えた画境を築いた。
なお神奈川県の湯河原町には、町立湯河原美術館・平松礼二館があります。では、そんな平松礼二について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
「路」、「花」、「ジャポニズム」シリーズなど多くの連作を発表
日本画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。作家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。国内の日本画では、愛好家や購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。平松礼二の場合、花鳥の色鮮やかな風景画が人気ですが、比較的「青バック」の作品の方が評価が高い。
フランス、ドイツでも巡回展が開催
ちなみに10年間、文藝春秋の表紙画も担当。作品の技法に関してですが、本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。日本画に関しては、やはり本画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。なお平松礼二の主な作品種類は、絹本・彩色、紙本・彩色、水彩、版画などがあります。
平松礼二 作品
≪富士風景≫
≪路・花のみち海へ≫
≪ニューヨーク・シーン≫
平松礼二 略歴
昭和16年(1941)-
東京都出身。
昭和35年 | 青龍社展に初入選、奨励賞受賞。 |
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昭和52年 | 第4回創画展創画会賞。第3回春季創画展(京都)春季展賞。 |
昭和55年 | 第2回東京セントラル美術館日本画大賞展優秀賞。 |
平成元年 | 第10回山種美術館賞展大賞。紺綬褒章受章。 |
平成6年 | 多摩美術大学教授就任(平成17年退任) |
平松礼二 代表作品
- ≪路≫シリーズ
- ≪ジャポニスム≫シリーズなど
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