アイズピリ
ポール・アイズピリ(Paul aizpiri)
色彩豊かなフランスの近代画家
明るく軽快なタッチの作品で知られるフランス・パリ出身の画家。わかりやすい具象絵画(静物、風景、人物の油彩)で親しまれ、パリ風景や花、フルーツなど身近なモチーフが生き生きと描かれた。
2016年1月にパリで没。なお同じく画家として活躍しているジル・ゴリチはアイズピリのご長男です。では、そんなアイズピリについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
バラやアイリスなどの花束
洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。海外のアート市場では、長年コレクターや愛好家に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。アイズピリの場合、風景画も比較的人気だが、やはり花の静物画の人気が高い。
キャンバスに油彩作品などは
作家存命の時期は、日本国内でも百貨店や東京・銀座「ギャルリーためなが」さんでも、よく展覧会が開催されました。
初期の作風は暗く
70年代中頃から比較的明るい作風になった。ちなみに主な作品の技法は、油彩、水彩、グワッシュ、版画など。
アイズピリ 作品
≪音楽会≫
≪黄色いバックの花瓶の花≫
≪サントロペの浜辺≫
アイズピリ 略歴
1919-2016
パリで生まれる。ブール象眼学校に入学後、絵画を志しパリ美術学校に転校サバテの指導を受ける。
1939年 | 徴兵され、第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となったが脱走する。 |
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1945年 | フランス解放後「青年絵画展」(サロン・ド・ジューヌ・パンテュール)の創立会員となる。 |
1946年 | 青年絵画展で三等賞受賞。 |
1951年 | プリ・ナショナル賞受賞。 |
1954年 | ぺトリデス、ロマネ各画廊にて個展開催。 |
1963年 | 国際形象展出品。以降、毎年出品を続ける。 |
1971年 | トゥールで、ジュマイ賞受賞。 |
1980年 | 一年間にわたって、ナント、アンジュール、セーユ、ボルドーにてフランスの風景展開催。 |
アイズピリ 代表作品
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- ≪ルーブルの橋≫
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- ≪飾られた花≫など
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