イカール
ルイ・イカール(Louis Icart)
アール・デコの異色の装飾画家
20世紀初頭のアールデコの代表的なフランス人画家。1907年パリに移り、絵画、ドローイング、版画等の勉強を始め、18世紀の名匠の作品の影響を受けながら独持の画風を確立した。パリでの生活の描写だけでなく、妖艶で魅力的な女性像のドローイングで当時人気を博した。
京都・八瀬の瑠璃光院の一角には「ルイ・イカール美術館京都」があります。では、そんなイカールについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
繊細で優雅なタッチで
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。イカールの主な作品の技法は、油彩、デッサン、版画など。
ロココ絵画のエロティシズムを源流として
フランスの魅力的な女性像を多く描いたイカール。やはり「女性」を描いた作品が人気です。版画を中心に日本国内でも流通しているイカール作品ですが、美術界だけでなく、西洋アンティーク・インテリアのショップでも扱われることが多い。
イカール 略歴
1888-1950
南フランスに生まれる。
1912年 | バルセロナのギャラリーで最初の個展を開く。 |
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1913年 | この頃からアメリカなどに輸出され始める。 |
1914年 | パリ・オペラ・バレー劇団による特別公演で衣装デザインを担当し、注目される。 |
1922年 | アメリカを訪れ、ワナメーカー百貨店での個展が成功。 |
1927年 | レジオン・ドヌール第5勲章を受ける。 |
1932年 | ニューヨークのメトロポリタン画廊で、油彩の連作「白いヴィション」の展覧会開催。 |
1944年 | 版画制作を開始する。 |
イカール 代表作品
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- ≪ミミ パンソン≫
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- ≪メロディアワー≫
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- ≪スピードII≫など
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