マティス
アンリ・マティス(Henri Matisse)
色彩の魔術師
フランス出身のフォーヴィズム(野獣派)のリーダー的存在。ギュスターヴ・モローに師事し、初めは写実的な手法で描いていた。しかしゴッホ、ゴーギャンの影響を受け、自由な色彩による活き活きとした絵画を目指すようになり、やがて線の単純化、色彩の単純化を追求した結果、「切り絵」に到達。≪ジャズ≫などの名作を残しました。
晩年は、南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂の内装デザインなどを手掛けました。では、そんなマティスについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
やはり海外大手オークションが主流
ピカソとならんで、人気、実力がある作家。作品数がピカソに比べて、少ないこともあり、現在美術館で鑑賞するぐらいしか拝見することも難しい作家でもあります。油彩作品が国内でのアート市場で出品されることは稀です。
版画・挿絵本はよく国内オークションでも出品されますが
油彩画の作品では1億円以上する作品がほとんどです。デッサンでも1,000万円以上する傾向です。
作風は平面的な色彩構成から、より単純化へ
主な作品の技法は、油彩、版画、ガッシュ、デッサンなどになります。
マティス 作品
≪ポンパドール婦人≫
≪褐色の髪の巻毛の少女≫
≪帽子の女:ヴェルヴより≫
マティス 略歴
1869-1954
北フランスのカトー・カンブレジ生まれ。
1891年 | アカデミー・ジュリアンに入学。 |
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1892年 | アカデミー・ジュリアンをやめ、エコール・デ・ボザールのギュスターブ・モローの教室に通う。 |
1904年 | ヴォラール画廊で初の個展。 |
1908年 | ニューヨーク、モスクワなどで個展開催。 |
1918年 | ポール・ギョーム画廊にてピカソと2人展開催。 |
1927年 | カーネギー国際展で大賞を受賞。 |
1934年 | ジョイス≪ユリシーズ≫の挿画を制作する。 |
1947年 | テリアードから≪ジャズ≫が刊行される。新設されたパリ国立近代美術館に作品が収められる。 |
1950年 | 第25回ヴェネチア・ビエンナーレで大賞を受賞。 |
マティス 代表作品
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- ≪ダンス≫
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- ≪ジャズ・サーカス≫など
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