マルタン
アンリ・マルタン(Henri Martin)
中南フランスの暖かな陽光の下
19世紀末から20世紀初頭の新印象派作家。フランスの家具職人の家に生まれ。中南フランスのケルシー地方の風物に魅せられ、明るく柔らかな色調の作品を残した。人物画でも新印象派の点描主義のブラシストロークとパステルカラーを組み合わせた。また公共建築物の装飾壁画も多く手掛けた。
国内では国立西洋美術館、諸橋近代美術館などにコレクションが
主な作品種類は、油彩、水彩、デッサン、版画など。マルタンの場合、やはり海外が主流になり、油彩、版画作品ともに国内のアート市場で出品されることは、稀れです。
マルタン 略歴
1860-1943
フランスの古都トゥールーズに生まれる。
1877年 | トゥールーズの国立高等美術学校でジュール・ガリピュイに学ぶ。 |
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1879年 | 同校でグランプリを受賞した後、パリに移る。奨学金を受けて、ジャン・ポール・ローランスに師事し、エコール・デ・ボザールで学ぶ。 |
1883年 | サロンで一等を獲得。 |
1885年 | イタリアに旅し、初期ルネサンスの作品に触れると同時に、セガンティー二などの同時代のイタリア美術にも興味を抱いた。象徴主義的傾向も強め、ヨーロッパ各地の象徴派の展覧会に多くの作品を出品した。 |
1889年 | パリのサロンで金賞を受賞。 |
1895年 | パリ市庁舎の装飾画を制作。のちにフランス全土の地方自治体の建物を装飾するための委託を受けます。 |
1896年 | レジオン・ドヌール勲章を授与。 |
1900年 | パリ万博で最優秀を受賞し、ロダンと知り合う。晩年は南フランスの田舎の村ラ・バスティードに住み、付近の自然を描き続けた。 |
マルタン 代表作品
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- ≪画家の庭≫
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- ≪谷あいの黄昏≫など
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