ルオー
ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault)
信仰告白としての絵画
フランス出身で20世紀最大の宗教画家とも呼ばれる。黒の太い輪郭線と厚塗りが特徴。主にキリストや聖書の風景を描いた。版画の代表作≪ミセレーレ≫をはじめ、厳粛な宗教感の滲み出た重厚な作品を数多く残しました。
ルオーは、いったん仕上がった作品であっても、何年にもわたって加筆を続け、納得のいかない作品は決して世に出さない画家でもありました。そんな精力的に活躍した画家・ルオー。当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
晩年は黄、緑を基調にキリスト教主題で
人気はキリストやサーカス(ピエロ)など。版画(エッチング)では≪流れる星のサーカス≫や、やはり≪ミセレ-レ≫などが人気です。
カタログ・レゾネの掲載は重要
原則的には、実娘イザベル・ルオーの鑑定書の付属、もしくはカタログ・レゾネに掲載されている事が前提になります。
水彩では青い色調で荒々しい表現も
主な作品の技法は、油彩、水彩、ガッシュ、版画などになります。
ルオー 作品
≪伏目の娼婦:悪の華より≫
≪甘い苦さ:流れる星のサーカスより≫
≪母たちに忌み嫌われる戦争≫
ルオー 略歴
1871-1945
パリ北東部のラ・ヴィレット街に生まれる。
1890年 | エコール・デ・ボザールに入学、エリ・ドローネの教室に入る。 |
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1892年 | ドローネの後任としてギュスターヴ・モローが教授に就任、ルオーはモローに師事。 |
1913年 | 画商アンブロワーズ・ヴォラールがルオーのアトリエにあったすべての作品を購入。 |
1917年 | アンブロワーズ・ヴォラールと專属契約。 |
1924年 | レジオン・ドヌール勲章受章。 |
ルオー 代表作品
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- ≪キリストの顔≫
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- ≪郊外のキリスト≫など
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