ローランサン
マリー・ローランサン(Marie Lauremcin)
優美な女性たち
フランスの女流画家。エコール・ド・パリの時代にピカソを介して、詩人のアポリネールらと親交を結ぶ。当初はキュビズム的な傾向の作品を描いていたが、次第に優美な女性たちが甘美な世界にまどろむ独自の作風を確立。女性の神秘性や普遍性を捉えた作品を描いた。
水彩画、銅版画やリトグラフによる挿絵、そしてロシア・バレエなどの舞台美術も手がけた。では、当ギャラリーでのローランサンについての価格査定の見解などをお伝えさせていただきます。
「少女」は華やかな表情の作品が人気
やはり「花」、「少女」などの図柄が人気である。初期の作品は暗めの作風で、人物画に関しても晩年に比べて顔の表情に対して険しさを感じる。
鑑定機関も有り、カタログ・レゾネの掲載は重要
作品確認に関して、鑑定人マルシェッソー(Daniel Marchesseau)の鑑定が重要になってきます。なお、カタログ・レゾネに関してもマルシェッソー著書・編集の品になります。
パステルカラーで愛らしい造形
主な作品の技法は、油彩、水彩、パステル、版画など。
ローランサン 作品
≪バラと少女≫
≪聖カトリーヌ祭≫
≪ねむそうな女≫
ローランサン 略歴
1917-2009
アメリカのペンシルベニア州の挿絵画家の家庭に生まれる。父の見習いとしてアトリエで働く。
1893年 | パリのリセ・ラマルティーヌに入学。 |
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1904年 | リセ・ラマルティーヌ卒業。画塾アカデミー・アンベールに入り、ジョルジュ・ブラックらと出会う。 |
1906年 | ブラックの伝手でパリの「洗濯船」アトリエでピカソらの仲間に加わる。 |
1912年 | パリのバルバザンジュ画廊において展覧会を開催。 |
1914年 | ヴェッチェンと結婚し、スペインへ亡命。 |
1921年 | パリへ転居。ロザンベール画廊での個展が成功。 |
1932年 | 「パリ16区のアトリエ」にて教鞭をとる。 |
ローランサン 代表作品
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- ≪ココ・シャネル嬢の肖像≫
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- ≪接吻≫など
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