デイヴィッド・ホックニー
デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)
「伝統的な芸術家」を自任する現代アート作家
現代イギリス美術界を代表するアート作家。イギリスのポップ・アートのスターとしてデビューし、様々に遷歴を重ねながらも、私的な生活を主題とした具象性を保ち続けている。単にポップ・アートの枠内におさまり切れない幅の広さを持っている。
80歳を迎えた現在、2018年2月にはニューヨーク・メトロポリタン美術館で展覧会も開催された。 そんなデイヴィッド・ホックニーについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
ロンドンからロサンゼルスへ活動の拠点を移し
主な作品の技法は、油彩、アクリル、グワッシュ、版画など。写真の作品もあります。
クールな自然主義から鮮烈な色彩での新たな表現へ
現在もアート市場では価格が安定している作家の一人だが、やはりオリジナル作品は海外の市場が主流で、多くが億単位で落札される。版画は、国内の市場でも出品されるが、技法にバリエーションに飛んでるホックニーの特徴同様、100万円単位のリトグラフから10万円単位の小作品まで幅広い。
10代の頃から版画技法を取り組んできた
版画作品の鑑定に関しては、東京現代美術館から刊行されている書籍「デイヴィッド・ホックニー版画 1954‐1995」が国内では重宝されています。
デイヴィッド・ホックニー 作品
≪犬≫
≪ホテルアカトラン:第1日≫
≪木≫
デイヴィッド・ホックニー 略歴
1937-
イギリスに生まれる。1953年からブラッドフォード美術学校で学ぶ。
1959年 | ロンドンの王立美術学校に学び、金賞で卒業した。 |
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1963年 | 写真をとり始める。 |
1970年 | ロンドンのホワイトチャペル画廊で回顧展を開き、また70年代には舞台装置や衣装のデザインも始める。 |
1980年 | ニューヨーク近代美術館のピカソ回顧展に感銘を受ける。 |
1982年 | フォトコラージュを制作する。 |
1988年 | ロサンゼルス・カウンティ美術館で回顧展。 |
デイヴィッド・ホックニー 代表作品
- ≪大きな室内、ロサンジェルス≫
- ≪スイミング・プール≫
- ≪ウェザー≫シリーズ など
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