ピメノフ
ユリ・イヴァノヴィチ・ピメノフ(Yuri Ivanovich Pimenov)
社会生活に寄り添う肯定的な抒情詩
20世紀中旬に活躍したモスクワ出身の画家。社会生活を鮮やかに反映させた作品を制作。舞台装飾や衣裳デザインなども手掛けた。当時の現代ソビエト画壇を代表する巨匠であり、10傑の1人であった。1924年、同作家はまだ美大の学生の時から、画家で版画や彫刻の分野でも活躍したアレクサンドル・デイネカらと共に新しい社会生活をテーマにした展覧会を企画し、成功した。国立トレチャコフ美術館などの美術館に所蔵され、近代ロシア画壇の流れを示す画集には欠かすことのできぬ地位を示している。
鋭い洞察と暖かい心情で
主な作品の技法は、油彩、水彩、鉛筆など。風景画のほかに肖像画の分野でも多角的な大作も発表。ウクライナ地方の生活や当時のソビエト全土にいた各自の民族にもスポットをあてた作品も多く描いた。
ピメノフ 略歴
1903-1977
モスクワに生まれる。
スーリコフ記念国立モスクワ美術大学を卒業。ソ連邦人民芸術家。ソ連邦芸術アカデミー正会員。レーニン賞、レーピン賞国家賞を受賞。 |
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