秋野不矩
秋野不矩(あきのふく)
インドへの憧れ
静岡県出身の日本画家。初めから日本画を近代化したいという思いがあり、西洋絵画の構成や彩色の研究を行った。50代からインドに魅せられ、晩年はひたすらインドを題材を使った新しい境地を開拓した。
平成10年に故郷の静岡県天竜市(現浜松市)に秋野不矩美術館が開館。では、そんな秋野不矩について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
明るく柔らかな色感
おおらかな色彩構成を特色とする。主な作品種類は紙本・彩色、絹本・彩色、水彩、素描など。
素朴で優しい眼差し
やはり真贋も重要になってきます。特に原画の場合、作家によっては鑑定の有無が決め手になります。日本画界では、作家それぞれに鑑定機関を設けております。なお秋野不矩の鑑定人は京都のギャラリー鉄斎堂が窓口で、秋野子弦 氏になります。
秋野不矩 略歴
明治41年(1908)-平成13年(2001)
静岡県天竜市に生まれ。京都で没。静岡女子師範を卒業後、京都で石井林響、西山翠嶂に師事し日本画を学んだ。
昭和11年 | 帝展で特選。 |
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同13年 | 文展で特選を受賞した。 |
同23年 | 上村松篁らと創造英術協会を結成した。 |
同37年 | インドの大学に客員教授として招れる。 |
平成3年 | 文化功労者。 |
同11年 | 文化勲章を受章した。 |
秋野不矩 代表作品
- ≪渡河≫
- ≪オリッサの寺院≫など
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