青木敏郎
青木敏郎(あおきとしろう)
確固たるリアリズムの世界
京都府生まれの洋画家。1973年東京造形大学を卒業し、ヨーロッパに渡る。以後1978年まで主としてベルギーのゲントに滞在して各地を巡り、フェルメールの模写等を行って研鑚を積むことにより、油絵の古典技法を習得。正面からオーソドックスにモチーフに迫る制作姿勢を貫いた。
5年間欧州に滞在中、オーストリアのウィーン美術史美術館にてフェルメールの「画家のアトリエ」を、オランダのマウリッツハイス美術館にて同じくフェルメールの「デルフトの眺望」等を模写したそうです。では、そんな青木敏郎について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
光の効果を捉えながら
洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。日本の画壇では、長年コレクターや購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。17、18世紀のオランダ絵画を中心に興味を持ちはじめ、模写、デッサンに励んだ青木敏郎。西洋の古典的な風景画を得意とした青木敏郎ですが、風景画だけでなく静物画も秀作で人気です。
秀れた細密描写により
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。なお青木敏郎の主な作品の技法は、油彩、リトグラフなど。
青木敏郎 略歴
昭和22年(1947)-
京都に生まれる。
昭和48年 | 東京造形大学卒業。 |
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同57年 | 初個展。 |
同58年 | 日本秀作美術展出品。 |
同61年 | フランス・プロヴァンスにて制作。 |
平成元年 | 「青木敏郎画集」刊行。 |
同7年 | 現代油彩画の写実・細密表現展出品。 |
青木敏郎 代表作品
- ≪果実とやませみ≫など
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