カトラン
ベルナール・カトラン(Bernard Cathelin)
ポエムの色彩
パリ出身で現代フランス画壇を代表する画家のひとり。色彩の明暗による詩的で静かで詩情豊かな世界観を表現。
1967年に日本で初めて個展が開催されました。また俳句に基づいた版画集「俳諧十選」も発表しております。では、そんなカトランについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
抽象化した花束と花瓶など
洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。海外のアート市場では、長年コレクターや愛好家に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。カトランの場合、バラやポピーなど、花の静物画が人気です。
「ムルロ工房の版工」のカタログに採録
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。ちなみにカトランの主な作品の技法は、油彩、版画など。国内は版画のリトグラフを中心に流通。屏風の大型リトグラフの作品も制作。
カトラン 作品
≪アイリス≫
≪白い花瓶のあじさい≫
≪オレンジの背景のハンガリー花瓶のインドバラ≫
カトラン 略歴
1919-2004
パリ生まれ。
1945年 | パリ国立高等美術工芸学校に学び、ブリアンションに師事。 |
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1950年 | ブリュメンタル賞受賞。 |
1965年 | 「ムルロー工房の版工」カタログにシャガール、ピカソ、ミロらと共に採録。 |
1967年 | 日本の「吉井画廊」で個展。 |
1972年 | 挿画本「犬と狼の間」をリトグラフで制作。 |
1973年 | ニューヨーク、東京など各地で個展。 |
1976年 | リトグラフ50枚をヴァランスの美術館へ寄贈。 |
カトラン 代表作品
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- ≪黄色いテーブルとマリーゴールドとジニアス≫
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- ≪青と黒の静物≫など
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