コロー
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(Jean-Baptiste Camille Corot)
何気ない自然風景を描く
フランス・パリ出身のバルビゾン派(19世紀中頃のフランス風景画家のグループ。自然観察を重視した。)を代表する画家。詩的な画風で、1855年にはパリ万博美術館でグランプリを受賞。詩情あふれる森や湖の風景画で知られ、後期の印象派の画家たちにも影響を与えた。また同時代に活躍したドーミエら貧しい画家たちに援助を与え、ペール・コロー(コロー親父)と慕われた。
フランスやイタリア各地のありふれた風景を詩情豊かに描き出した。では、そんなコローについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
霧に煙るようなやわらかなタッチ
やはり風景画と人物の作品が人気です。小品でも500~1,000万円ぐらい。1億円以上する作品もあります。
経済的援助も
贋作が多いことでも有名な作家です。先ほど貧しい画家や弟子たちを支援したエピソードを伝えましたが、時には弟子たちが描いた作品に対して、コロー自身が自身のサインの使用を許可して、作品を売って来ることを認めていました。そのためか現在世間に「コローの名が入った作品」が多く出回っているとも言われています。
鑑定発行は難しい
作品の確認は、ロボー(Alfred Robaut)著書・編者のカタログ・レゾネの掲載が前提になります。もちろん鑑定書(鑑定人:マルタン・ディエートル)も取得できますが、費用が莫大にかかるのが現状です。作品の現物もフランスに発送する必要があります。
ピカソ 作品
≪羊飼い≫
≪アブレ村の池≫
≪森の中の女性たち≫
コロー 略歴
1796-1875
パリの裕福な婦人服飾商の子として生まれる。
1825年 | 3度イタリアを訪れ、古典派・ロマン派・写実主義を学んだ。 |
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1830年 | フォンテンブローの森のはずれのバルビゾンに住み、ミレーやドーミエと交流した。 |
1950年 | 以降は人物画にも取り組んだ。 |
1855年 | パリ万博美術展でグランプリを獲得。 |
コロー 代表作品
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- ≪モルトフォンテーヌの思い出≫
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- ≪真珠の女≫
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- ≪青い服の婦人≫など
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