ムンク
エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)
生・死・愛を主題に
ノルウェー出身で、表現主義の画家。初期から一貫して死と病を見つめ続け、世紀末的な不安と憂愁が立ちこめる画風は有名です。ノルウェーの首都オスロで美術を学び、パリに出てゴッホやロートレックといった装飾性の高い作品群に共鳴しました。
≪生命のフリーズ≫と総称される一連のシリーズがあり、油彩の画題を繰り返し取り扱った石版画、木版画の作品も数多い。そんなムンク作品に関しての当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
近年も落札レコードを更新
現在も海外でのアート市場では価格が高騰する作家のひとり。なお、ノルウェーのオスロにあるムンク美術館が鑑定機関にあたります。
同じ構図の作品を技法を変えて制作した作品も
主な作品の技法は、油彩、テンペラ、パステル、版画など。
≪叫び≫は美術の教科書などでお馴染みだが
やはり展覧会での鑑賞以外拝見することも難しい作家でもあります。デッサンなどが国内でのアート市場でも出品されることもありますが、出品は稀です。
ムンク 作品
≪THE SICK CHILD≫
≪The Sick Child(病める子)≫
≪桟橋の少女たち≫
ムンク 略歴
1863-1944
南ノルウェー、ヘッドマルク洲の軍医の家庭に生まれる。生まれてすぐにクリスティアニア(現オスロ)に転居。
1881年 | 自然主義の作品から影響をうける。 |
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1884年 | アナーキストの作家イェーゲルやボヘミアン運動のグループとの交流から、独自の画風に変化していく。 |
1893年 | ≪生命のフリーズ≫シリーズの一部完成。 |
1896年 | 各地で個展を数多く開催。主にノルウェーとドイツで制作。 |
1902年 | ベルリン分離派展に≪生命のフリーズ≫から22点の作品を出品。 |
1927年 | ベルリン国立美術館、オスロの国立美術館で大規模展覧会。 |
ムンク 代表作品
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- ≪叫び≫
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- ≪思春期≫など
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