グレコ
エル・グレコ(El Greco)
天に伸びるドラマチックな宗教画
スペイン語で「ギリシャ人」という意味のエル・グレコは、その名のとおりギリシャのクレタ島に生まれ、16世紀後半より、スペインのトレドで活躍しました。画風の最大の特徴は、鮮やかな色彩と激しいタッチ、そして極端に引き伸ばされた人物像でした。
ゴヤ、ベラスケスとともにスペイン絵画の三大巨匠と言われる。では、そんなエル・グレコについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
ピカソらによって再評価される
73歳まで精力的に制作に励みましたが、死後急速に忘れ去られ、再び脚光を浴びるのは20世紀初頭、印象派の画家たちやピカソらによって、その独自性が再評価されました。なおエル・グレコの主な作品の技法は、油彩、テンペラ、デッサンなど。作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。
大原美術館、国立西洋美術館に所蔵作品はありますが
やはり美術館での鑑賞するぐらいしか拝見することも難しい作家でもあります。国内のアート市場で出品されることは、ほぼ無いです。
グレコ 略歴
1541-1614
現ギリシャ領のクレタ島で生まれる。本名はドメニコス・テオトコプーロス。のちにイタリアのヴェネツィア、ローマに渡ってティツィアーノに師事し、ヴェネツィア派絵画を学んだ。
1577年 | スペインのトレドに渡り、以後、没するまでスペインで宮廷画家として活躍した。 |
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グレコ 代表作品
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- ≪オルガス伯の埋葬≫
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- ≪トレド風景≫
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- ≪羊飼いの礼拝≫など
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