フランク・ステラ
フランク・ステラ(Frank Stella)
「抽象」の極致から「ミニマル・アート」の先駆けに
幾何学的なパターンと形状を使用することで知られている。アメリカ・マサチューセッツ生まれの現代美術家。初期は、黒い地の中に細いストライプが繰り返される、いわゆるブラック・ペインティングを描いた。その後、形状・構成の形式的な特性を利用して、さらに色も様々な色彩が用いられるようになった。
モンドリアンなどを好んだステラだったが、具象絵画のトレーニングには関心を示さず、具象から抽象へという流れをとらず、いきなり抽象から入ったそうです。 そんなフランク・ステラについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
黒一色の寡黙な画面
1960年代抽象表現主義の脱却から「ブラック・ペインティング」が誕生したそうです。作品の技法に関しては、やはり本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。現代アートに関しても、やはり本画がデッサンなどより高額な値がつきます。なおフランク・ステラの主な作品の技法は、アクリル、エナメル樹脂、版画など。
感情を排除した作品群から色彩感覚を開花
やはりフランク・ステラも海外が主流になり、オリジナル作品が国内のアート市場で出品されることは、ほぼ無いが、版画は日本国内でも比較的流通している。
フランク・ステラ 略歴
1936-2024
アメリカ、ボストン郊外に生まれる。
1954年 | ブリンストン大学に入学。絵画と美術史を学ぶ。 |
---|---|
1964年 | グッゲンハイム美術館での変形キャンバス展に出品。 |
1965年 | ニューヨーク近代美術館での応答する眼展に出品。 |
1968年 | カッセル・ドクメンタに出品。 |
1971年 | デュッセルドルフ美術館で版画回顧展開催。 |
1978年 | テキサス、フォート・ワース美術館で70年代以降のステラ展開催。 |
1980年 | スイス、バーゼル美術館で1956年-70年ワーキング・ドローイング展開催。 |
1982年 | 時代精神展に出品。 |
フランク・ステラ 代表作品
- ≪グラン・カイロ≫
- ≪エキゾティック・バード≫シリーズなど
絵画査定・絵画買取について、作品の技法・真贋など、いろいろなお悩みがあるかと思いますが、お気軽にご相談下さい。