福王寺法林
福王寺法林(ふくおうじほうりん)
鳥瞰するような視野で描かれた雄大でダイナミックな作風
山形県米沢市出身の日本家。小学校時代、狩野派の上村重成に日本画の手ほどきを受け、善光寺の僧に法林の号をもらう。主として風景を描き、重厚な中にも素朴な風趣のある作風が評価されているが、特に晩年は雄大なヒマラヤ山系をテーマに自らの表現を推し進めていることで知られる。
1926年、7歳の時 父に同行した狩猟で銃が暴発し左目を失明し、隻眼に。そんな障害を持ちながら、同作家は92歳で亡くなるまで生涯現役でした。では、そんな福王寺法林について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
ヘリコプター取材による独持な視点から
山々の風景画を描いてきた福王寺法林ですが、特に富士やヒマラヤを描いた作品が人気。主な作品種類は紙本・彩色、絹本・彩色、水彩、版画など。
厳しく静謐な自然と向き合った神聖なまでの空気感
やはり真贋も重要になってきます。特に原画の場合、作家によっては鑑定の有無が決め手になります。日本画界では、作家それぞれに鑑定機関を設けております。なお福王寺法林の鑑定人は、ご子息で日本画家の福王寺一彦 氏になります。
福王寺法林 略歴
大正7年(1918)-平成24年(2012)
山形県出身。東京で没。
昭和30年 | 第40回院展奨励賞。 |
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同31年 | 第41回院展院次賞。 |
同33年 | 第43回院展佳作。 |
同35年 | 第45回院展日本美術院賞。 |
同46年 | 第56回院展内閣総理大臣賞。 |
同51年 | 芸術選奨文部大臣賞。 |
同58年 | 日本芸術院賞。 |
平成10年 | 文化功労者。 |
同16年 | 文化勲章。 |
福王寺法林 代表作品
- ≪島灯≫
- ≪ヒマラヤの花≫など
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