五味悌四郎
五味悌四郎(ごみていしろう)
写実性に優れた筆遣いで表現
東京都出身の洋画家。渡欧後、パリのグランショミエールにて学び、 ボザール展に入選。帰国後、美術団体の一水会で活躍した。日本洋画界では、静物画の巨匠として有名。
1969年(昭和22年)にはスペイン、ポルトガル、パリ等へ美術視察も。では、そんな五味悌四郎について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
初期の頃はヨーロッパの街並みも描き
洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。日本の画壇では、コレクターや購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。五味悌四郎の場合、やはり椿など静物画が人気です。その中でも備前の花瓶に白椿が描かれた作品は若干評価が高いです。
各国の西洋人形や
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。五味悌四郎の場合、主な作品の技法は、油彩、水彩など。
日本の古き町家も対象に
やはり真贋も重要になってきます。特に原画の場合、作家によっては鑑定の有無が決め手になります。日本の画壇では、作家それぞれに鑑定機関を設けております。なお五味悌四郎の作品鑑定は、銀座の至峰堂画廊が受付で「五味悌四郎鑑定委員会」になります。
五味悌四郎 作品
≪紅白梅・李朝壺≫
≪椿・秋の山≫
≪山椿・李朝壺≫
五味悌四郎 略歴
昭和12年(1918)-平成16年(2004)
東京に生まれ。神奈川県で没。川端画学校、東京美術学校に学ぶ。
昭和22年 | 一水会展出品。 |
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昭和39年 | ヨーロッパに渡り、パリ・グランショミエ―ルで学ぶ。サロン・ボザ―ル、ル・サロン展で銀賞・銅賞受賞。 |
昭和43年 | 一水会優賞。 |
昭和59年 | 一水会委員に推挙。 |
昭和61年 | 一水会退会、無所属となる。 |
五味悌四郎 代表作品
- ≪蔬菜図≫
- ≪白バラ≫など
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