クールベ
ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet)
写実主義(レアリスム)運動を率いた画家
19世紀フランスの写実主義画家。パリで独学で創作しながら、古典の自然主義・理想主義を追求した。一方でサロンの理想的な絵画傾向を否定し、現実の観察に忠実に、視覚的リアリズムに徹した。一方で日常生活に題材を求め、それを重厚なマティエール(材料や材質など素材感)で描きました。印象派の画家が登場してくる前の画家でもあります。
詩人のシャルル・ボードレールとも親交が深かった。では、そんなクールベについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
「狩猟」をテーマにした作品を多く描いた
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。クールベの主な作品の技法は、油彩、デッサン、版画など。
また農民や労働者の日常を題材にも
やはり真贋も重要になってきます。海外のアート市場でも、作家それぞれに鑑定機関もありますが、現状作家について刊行されているレゾネが重要視されているのが現状です。クールベの絵画作品の確認は、ウイルデンスタイン(監修:Robert Fernier)のカタログ・レゾネの掲載が前提になります。
クールベ 略歴
1819-1877
フランス・オルナンの農場経営者の家庭に生まれる。
ブザンソン王立中学校で絵画の授業を受け、パリでアカデミズムの画家ストゥーバンに学ぶ。
1844年 | ≪黒い犬を連れた自画像≫がサロンで初入選。 |
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1860年 | 大家として名が知られ、ドイツへ滞在。 |
1870年 | レジオン・ドヌール勲章の受章を公開状で辞退し、話題を集める。 |
1873年 | スイスに亡命。 |
1875年 | スイスのレマン湖近くに定住。 |
クールベ 代表作品
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- ≪オルナンの埋葬≫
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- ≪画家のアトリエ≫など
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