平山郁夫
平山郁夫(ひらやまいくお)
仏教を生涯のテーマに旅をした日本画家
「仏教」を生涯のテーマに多くの作品を残された平山郁夫。同作家は広島で被爆し、九死に一生を得てから絵画の道へ進みました。被爆の後遺症にも悩んだ20代の末、ふと玄奘三蔵が苦難の旅の末のオアシスに辿り着いた姿を想い、自らの苦境に救いを託して≪仏教伝来≫を描きました。これが院展で評価され、独自の仏教画を展開することになります。
玄奘三蔵を通したシルクロードに対する憧れをつのらせた平山郁夫は、1966年中央アジアを訪れて以来、シルクロード全域を旅して回ることになります。では、そんな平山郁夫について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
仏教やシルクロードを題材に
日本画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。国内の日本画では、愛好家や購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。平山郁夫の場合、やはり法隆寺などの寺院や、ラクダが登場するシルクロードなどの作品が人気です。
版画作品の価格価値は比較的安定
主な作品種類は絹本・彩色、紙本・彩色、水彩、版画など。版画作品は、現在かなり流通している。
原画の場合、贋作もかなり存在しているが
なお鑑定機関は東京・新橋の東京美術倶楽部になります。
平山郁夫 作品
≪月光 桜蘭行≫
≪朝陽鳳凰堂 宇治平等院≫
≪金閣寺≫
平山郁夫 略歴
昭和5年(1930)-平成21年(2009)
広島県出身。
昭和36年 | 第46回院展日本美術院賞。 |
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同38年 | 第48回院展奨励賞。 |
同39年 | 第49回院展文部大臣賞。 |
同53年 | 第63回院展内閣総理大臣賞。 |
平成5年 | 文化功労者。 |
同10年 | 文化勲章。 |
平山郁夫 代表作品
- ≪入涅槃幻想≫
- ≪画禅院青邨先生還浄図≫など
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