デュビュッフェ
ジャン・デュビュッフェ(Jean Dubuffet)
既成の概念を超越した生命力溢れる表現に
20世紀のフランスの画家。初期の個展の段階から、砂や小岩、コールタール、ガラスの破片などを用いた厚塗りの画面を発表するなど、後半期につながる従来の西洋美術の伝統的価値観を否定する動きはあった。やがて精神病患者や霊媒の作品を「なまの芸術(アール・ブリュット)」と名づけて称揚し、独自の芸術思想を展開した。
事業家として、家業のワイン商としても成功している。では、そんなデュビュッフェについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
アール・ブリュットへの興味
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。デュビュッフェの主な作品の技法は、油彩、コラージュ、版画など。
パズルのような構成
展覧会での鑑賞以外拝見することも難しい作家でもあります。版画などが国内でのアート市場でも出品されることはありますが、油彩作品が出品されることは稀です。
デュビュッフェ 略歴
1901-1985
フランスのル・アーヴルで生まれる。
1918年 | パリのアカデミーに一時期学ぶも挫折。独学に。 |
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1942年 | 「作業」シリーズの制作をはじめる。この頃より美術家となることを決心し、絵画制作に専念していく。 |
1944年 | ルネ・ドルーアン画廊で初めての個展。 |
1947年 | 自身が蒐集したアウトサイダー作品をドルーアン画廊の地下室で開催「アール・ブリュット(原生芸術)」展。 |
1948年 | アール・ブリュット(生の芸術)協会を設立。子供や精神障害者の作品の展覧会を開催。 |
1960年 | 年代半ば 彫刻やオブジェ制作をはじめる。 |
1981年 | NYのグッゲンハイム美術館、パリのポンピドゥー・センターで回顧展。 |
デュビュッフェ 代表作品
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- ≪お祭り騒ぎ≫
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- ≪にんじん鼻≫など
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