ジム・ダイン
ジム・ダイン(Jim Dine)
パーソナルな視点で
アメリカ・オハイオ州シンシナティ生まれの現代美術家。60年代から一貫して「ハート」、「ローブ」、「バスローブ」、「花」などのモチーフをさまざまに展開。他のポップ・アートの作家たちが大衆社会の主題を多く使うのに比べて、自己の日常生活のなかで出会う事物を多く用いた。
2000年代には「ピノキオ」をモチーフした作品が多い。 そんなジム・ダインについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
描きこまれた線や筆触は抽象表現主義を参照
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。現代アートに関しても、やはり本画がデッサンなどより高額な値がつきます。ジム・ダインの主な作品の技法は、油彩、コラージュ、版画など。
アクション・ペインティングの技法を取り入れ
やはり海外が主流になり、オリジナル作品が国内のアート市場で出品されることは、ほぼ無いが、版画は日本国内でも比較的流通している。
ジム・ダイン 略歴
1935-
アメリカのオハイオ州シンシナティに生まれる。
1953年 | シンシナティ大学とボストンミュージアムスクールで学ぶ。 |
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1957年 | オハイオ大学で学び、美術学士(BFA)の資格を取得。 |
1959年 | ニューヨークのジャドソン・ギャラリーでのハプニングの作風でデビュー。 |
1960年 | 版画やキャンバスに立体物を結合したダダ的な手法の作品も手掛ける。 |
1962年 | リトグラフによる最初の「道具」を制作。 |
1963年 | グッゲンハイム美術館で開催された「6人の画家とオブジェ」展にて展示。 |
1964年 | 「バスローブ」の制作を始める、ヴェネツィア・ビエンナーレに参加。 |
1967年 | 美術商ロバート・フレイザーの支援するロンドンに移り、版画制作を集中的に行う。 |
1970年 | ホイットニー美術館にて回顧展を開催。翌年アメリカへもどる。 |
1978年 | ニューヨーク近代美術館にてエッチング作品の個展を開催。 |
1979年 | キャンバスにバスローブを描くことで人物像の代わりとした大作を制作。 |
2003年 | フランス芸術文化勲章を受賞。 |
ジム・ダイン 代表作品
- ≪シオン山をめぐる絵画≫
- ≪子供の虹の小部屋≫など
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