片岡球子
片岡球子(かたおかたまこ)
鮮烈な色彩とダイナミックな構図
自分の信念に従った創作を続け、従来の日本画の概念を揺るがすような力強い表現を確立した北海道札幌市出身の日本画家。歴史上の人物を主題にした≪面構≫(つらがまえ)、≪富士山≫シリーズで高い評価を受けました。
47歳で日本美術院同人となる程の遅咲きでしたが、103歳でお亡くなりになるまで、およそ80年の画業を精力的に活動されました。では、そんな片岡球子について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
比較的アート市場も価格は安定
日本画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。作家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。国内の日本画では、愛好家や購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。片岡球子の場合、やはり「富士山」シリーズが人気。また「松竹梅」が描かれた作品も評価が高い。
近年、復刻版画も登場してますが
主な作品種類は絹本・彩色、紙本・彩色、水彩、ペン、版画など。
バブル期以降贋作も多く流通
なお鑑定期間は東京・新橋の東京美術倶楽部になります。
片岡球子 作品
≪富士に献花(ひまわり)≫
≪白寿の赤富士≫
≪冬:富士四題より≫
片岡球子 略歴
明治38年(1905)-平成20年(2008)
北海道札幌市に生まれ。神奈川県で没。
大正15年 | 女子美術専門学校(現・女子美術大学)日本画科高等科卒業。 |
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昭和元年 | 卒業後は神奈川県立横浜市大岡尋常高等小学校に勤めながら創作を続ける。 |
昭和5年 | 第17回日本美術院展(以下「院展」)に初入選。 |
同14年 | 第26回院展に入選。 |
同51年 | 勲三等瑞宝章を受章。 |
平成元年 | 文化勲章受章。 |
片岡球子 代表作品
- ≪面構≫(つらがまえ)
- ≪富士山シリーズ≫など
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