金昌烈
金昌烈(キム・チャンギョル) Kim Tschang-Yeul
不透明な抽象的な水の形
1970年代初期から水滴ないし水玉をテーマに作品を描き始めた韓国の現代美術作家。水玉の持っている造形的な特徴に惹かれるだけでなく、水玉にふくまれている東洋的な精神性に強く惹かれ作品を制作。その表現は晩年、立体まで広がりを見せていた。
1969年以後パリに移り同地で作品を作り続けた。2016年、韓国の済州島に金昌烈美術館が開館。そして晩年は韓国のソウルとフランスのパリに住んで活動していた。では、そんな金昌烈(キム・チャンギョル) について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
みずみずしい詩的世界
主な作品の技法は、油彩、水彩、版画など。作品の下地に布や葉っぱ、新聞紙などを利用したモノはあるが、描かれている主題はやはり水滴や水玉の集合体である。
国内では東京都現代美術館、福岡アジア美術館などにコレクションが
近年、国際的に「韓国抽象絵画」は注目されてますが、金昌烈(キム・チャンギョル) もその一人です。流通に関しては、海外・韓国国内が主流ですが、近年オリジナル作品が国内のアート市場で出品されることも増えております。
金昌烈(キム・チャンギョル) 略歴
1929-2021
韓国・ソウルに生まれる。
1948年から50年 | ソウル国立美術大学に学ぶ。 |
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1965年から69年 | ニューヨーク・アート・スチューデントリーグで版画を学ぶ。 |
1961年 | パリ青年ビエンナーレ(フランス)に出品。 |
1965年 | 第8回サンパウロ・ビエンナーレ展(ブラジル)に出品。 |
1972年 | 東京国際版画ビエンナーレ展に出品。 |
1977年 | 第15回サンパウロ・ビエンナーレ展(ブラジル)に出品。 |
1993年 | 韓国国立現代美術館で個展。 |
1997年 | ポンピドーセンターで「メイド イン パリ展」に出品。 |
2004年 | パリのジュードポム美術館で個展。 |
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