絹谷幸二
絹谷幸二(きぬたにこうじ)
奔放大胆な作調
「アフレスコ画法」という特殊な技法を用い、鮮烈な色彩と大胆で自由奔放なフォルムの集積からなる平面を作り上げた絹谷幸二。好んで描かれる主題は、真っ赤な太陽の輝く風景画や、色鮮やかな薔薇の静物画など。ちなみに「アフレスコ画法」とは、砂と消石炭を混ぜ合わせた漆喰を壁に塗り込み、その漆喰が乾かないうちに、水性の顔料で素早く彩色していく方法です。
2016年12月には、「絹谷幸二 天空美術館」が大阪・梅田スカイビル内に開設されました。そんな現在も精力的に活躍する画家・絹谷幸二。当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
富士山、薔薇、ヴェネチア、裸婦などのアフレスコ画作品
洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。日本の画壇では、長年コレクターや購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。絹谷幸二の場合、富士山に日の出がある作品が一番人気の図柄。この図柄で小品でも200万円からの査定額は付くと思います。ヴェネチアを描いた作品も二番目ぐらいの人気です。
近年、贋作も出回っているので注意
特にSMサイズの作品の贋作が多く出回っております。
絹谷幸二 作品
≪ヴェネツィア≫
≪薔薇≫
≪20世紀の富士≫
絹谷幸二 略歴
昭和18年(1943)-
奈良市に生まれる。
昭和43年 | 東京芸術大学油画科大学院修了。独立美術協会会員に。 |
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昭和46年 | イタリアに留学。 |
昭和49年 | 第17回安井賞展安井賞受賞。 |
昭和62年 | 第19回日本芸術大賞受賞。 |
平成元年 | 第30回毎日芸術賞受賞。 |
平成9年 | 長野オリンピック公式ポスター≪銀嶺の女神≫他、各種競技別7種類のポスター原画を制作。 |
絹谷幸二 代表作品
- ≪アンセルモ氏の肖像≫
- ≪ダリア・ガナッシィーニの肖像≫
- ≪アンジェラと蒼い空2≫など
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