清原啓一

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清原啓一

清原啓一(きよはらけいいち)

群鶏の画家

30年近く、鶏の生態、鶏の形成している社会などを見続けて作風を展開した「群鶏の画家」とも呼ばれた。富山県出身で昭和後期から平成にかけて活躍した洋画家。写生画を数多く描いた辻永に師事し、日展、光風会に出品を重ね、晩年は、緑系または赤系の色調を主体に、鶏の動静と季節感を絡ませ、写実性と装飾性を融合したひとつの表現の完成点に到達している。

日本画の花鳥画を取り入れ

洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。日本の画壇では、長年コレクターや購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。また同じ作家でも、どうしても作品のクオリティは年代によって変わってきます。描きが細かく完成度が高い作品や、作家の全盛期の作品は、評価や査定額が高くなる傾向があります。日本の画壇では、作家の全盛期の作品が好まれ、晩年の描きが少ない作品は評価が低いです。清原啓一の場合、やはり「鶏」や「薔薇」などを描いた作品が人気です。主な作品種類は油彩、水彩など。

清原啓一 略歴

昭和2年(1927)-平成20年(2008)

富山県砺波市に生まれる。東京で没。辻永に師事し、光風会展と日展を中心に出品。

昭和34年 第2回新日展で≪群鶏≫が特選。
同35年 光風会会員に推挙。
同39年 第50回記念光風会展で≪鶏≫が会員賞を受賞。
同49年 第60回記念光風会展に≪小さな争い≫を出品し、第60回記念特別賞を受賞。
同53年 ≪鼎立≫を出品し辻永記念賞を受賞。
平成6年 日展内閣総理大臣賞を受賞した。
同13年 ≪花園の遊鶏≫で第58回日本芸術院賞・恩賜賞を受賞。
翌14年 芸術院会員になった。また光風会常務理事、日展理事をつとめた。

清原啓一 代表作品

  • ≪群鶏≫
  • ≪雷鳥≫など

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