小杉小二郎

東京都生まれの洋画家。父親は美術史学者・小杉一雄、祖父は日本画家の小杉放庵。大学で工業デザインを学んだその感性を、オブジェや立体にも生かし、マルチに活動。ナイーブで深みのある色彩で、詩的な優しさをもって問いかけてくる独自の作風です。

71年渡仏。以後フランス・パリに在住。パリと東京を拠点に活躍してます。では、そんな小杉小二郎について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。

室内の静物、街の風景、人物など身近なものたちを簡素な形によって画面構成。そんな詩的な風景画、静物画を描いてきた小杉小二郎ですが、特に静物画では花を描いた作品が人気で、さらに「三色すみれ」が描かれた作品は評価が高い。

作品の技法に関しても本画なのか？版画なのか？作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。小杉小二郎の主な作品の技法は、油彩、水彩、鉛筆などです。

昭和19年(1944)-

東京に生まれる。

昭和40年	日本大学工業デザイン科卒業。
同43年	画家を志し中川一政のアトリエに通いはじめる。
同45年	一政に随い渡仏。一時帰国ののち単身にて再渡仏し、グランド・ショーミエール研究所に入所。
同46年	サロン・ドートンヌに≪静物≫を出品、以後毎年出品。
同47年	フランス文化庁作品買上げ。
同48年	フランス上院議員における青年画家特別選抜展に推薦される。
同50年	サロン・デ・アルティスト・フランセ展出品受賞。
同52年	サロン・デ・ナショナル・ボザール展出品。
同56年	東京セントラル美術館油絵大賞展佳作賞受賞。サロン・デ・ナショナル・ボザール展フラマン賞受賞。
同62年	朝日新聞連載小説挿絵担当。

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