シャガール
マルク・シャガール(Marc Chagall)
色彩の詩人
ロシアで生まれ、フランスにて活躍したシュルレアリスムの先駆的存在。パリにてキュビズムなどの影響を受けたのち、革命後のロシアに戻り、そして再びパリで創作活動をした。恋人たちや動物が空中に舞い、時には故郷、そして敬虔な宗教精神が生きた世界を色鮮やかに描いている。のちにフランスに帰化しています。
晩年は、パリのオペラ座(オペラ・ガルニエ)の天井画を、そして舞台デザイン、陶器絵付けなども手がけました。では、そんなシャガールについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
寄り添う恋人たち
比較的、初期の作品の評価が高く、海外を中心にアート市場でも伸びを見せます。恋人たちが描かれた作品が根強い人気があり、その中でもシャガールの青色を好む傾向があります。油彩画でもだいたいの作品が何千万円かで購入が可能です。
版画作品はクオリティによって値段に開きあり
主な作品の技法は、油彩、アクリル、テンペラ、ガッシュ、パステル、デッサン、版画など。
ただ版画作品は贋作まで流通
鑑定(鑑定機関:コミテ・シャガール)取得もかなり複雑であるため、贋作が売れてしまうという悪循環もあります。近年では版画の贋作まで流通している状況です。
シャガール 作品
≪赤い馬と太陽≫
≪画家とその二重像≫
≪ダビデとバテシバ≫
シャガール 略歴
1887-1985
ロシア、ヴィテブスクに生まれる。
1910年 | パリに移住。この時期は、エコール・ドパリの一員に。 |
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1922年 | リトアニアでの個展。ロシアを去る。版画技法を学ぶ。 |
1923年 | パリへ。画商ヴォラールからの注文で≪死せる魂≫≪寓話≫≪聖書≫などの挿画のための版画を制作。 |
1946年 | NY近代美術館で個展。 |
1947年 | フランスに戻る。パリ近代美術館で回顧展。 |
1950年 | 南仏ヴァンスに転居。フェルナン・ムルロ工房で版画制作。 |
シャガール 代表作品
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- ≪七本指の自画像≫
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- ≪青いサーカス≫
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- ≪イカルスの墜落≫など
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