松本哲男
松本哲男(まつもとてつお)
感触を確かめながら自然に近づく
栃木県出身の日本画家。県内で美術教師を勤めるかたわら制作活動を行う。画題の中心は風景画で、故郷栃木の山河を始め、諸外国の壮大な自然に触発され、数々の大作を描いた。
1983年には、中島千波、林功とグループ三人展も開催。では、そんな松本哲男について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
繊細な筆線で画面構成された
四季折々の風景画を描いてきた松本哲男ですが、特に山々が描かれた作品が人気。繊細な筆線が画面を埋め尽くし、その上に自然や建物、石仏などを抽出された。
栃木、特に那須の自然に始まり
海外ではスペイン、ネパール、中国などの情景を描いた。主な作品種類は紙本・彩色、絹本・彩色、水彩、版画など。やはり真贋も重要になってきます。特に原画の場合、作家によっては鑑定の有無が決め手になります。日本画界では、作家それぞれに鑑定機関を設けております。なお松本哲男の鑑定機関は東京・新橋の東京美術倶楽部になります。
松本哲男 略歴
昭和18年(1943)-平成24年(2012)
栃木県に生まれる。
昭和43年 | 宇都宮大学教育学部美術科卒業。栃木県立那須高等学校に美術教師として努める。 |
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同44年 | 第54回春の院展初入選(以後、毎年出品) |
同47年 | 日本美術院院友推挙、今野忠一に師事。 |
同52年 | 第4回山種美術館賞展、人気賞受賞。 |
同59年 | 第34回芸術選奨美術部門文部大臣新人賞受賞。 |
平成元年 | 第74回院展「エローラ・カイラサナータ寺院」文部大臣賞受賞。 |
松本哲男 代表作品
- ≪桜≫
- ≪イグアス≫(ブラジル)など
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