エッシャー
マウリッツ・エッシャー(Maurits Cornelis Escher)
奇想の版画家
オランダ出身の版画家。平面の中に立体構造を創り上げる独特の作風で、木版画・リトグラフを制作。平面の正則分割にとどまらず、反射面の強い球体などのモチーフにも取り組みます。
精密で科学的、工学的な作品群は、多くのクリエイターをはじめ、数学者や建築家など幅広い分野の専門家にも影響を与えました。では、そんなエッシャーについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
「錯覚を起こさせる」作品の方が
洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。海外のアート市場では、長年コレクターや愛好家に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。エッシャーの場合、やはりだまし絵(トロンプ・ルイユ)の手法が駆使されている作品の方が人気が高い傾向があります。
国内市場で出品自身少ないが
海外のアート市場では、作家によっては希少性ある前作にも高額な評価がつく傾向があります。ただエッシャーの場合、当時製作された作品自身、日本国内では美術館での鑑賞するぐらいしか拝見することも難しい作家でもあります。国内のアート市場で出品されることは稀です。ちなみに主な作品の技法は、木版・リトグラフなど。
エッシャー 作品
≪出会い≫
≪Concentric Rings≫
≪爬虫類≫
エッシャー 略歴
1898-1972
オランダ・レーワルデン生まれ。
1922年 | ハールレムの建築・装飾学校卒業。 |
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1924-26年 | 平面充填のデザインに着手する。 |
1937年 | 平面の正則分割をテーマにして制作。 |
1960年代 | 後半から高く評価されるようになった。 |
エッシャー 代表作品
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- ≪昼と夜≫
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- ≪上昇と下降≫など
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