宮廻正明
宮廻正明(みやさこまさあき)
繊細な描写と静謐な画面
島根県生まれの日本画家。1979年東京芸術大学デザイン科を卒業。大学ではデザインを学んだものの日本画制作に転じる。古典絵画の裏から色を挿す技法に加え、自ら考案した精密な技法の中に詩情溢れる独持の世界を構築している。
また東京藝術大学で教鞭にたち、日本画の枠を超え、文化財の共有とオリジナルの保存にも尽力に取り組まれている。では、そんな宮廻正明について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
「裏彩色」という古典技法で
「裏彩色(うらざいしき)」とは、東洋画の古典技法で、絵絹の裏側からも彩色する技法。主な作品種類は、紙本・彩色、絹本・彩色、素描、木版など。
自然や人間を現代的な感覚と独特の視点で見つめ
風景や花鳥に、日本画伝統の手法を根底におきながらモダンな感覚を示し、素朴な情感の通う作品を表す。
宮廻正明 略歴
昭和26年(1951)-
島根県出身。
昭和56年 | 東京芸術大学大学院修了。 |
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同63年 | 第6回東京セントラル美術館日本画大賞展優秀賞。 |
平成元年 | 第74回院展奨励賞。 |
同5年 | 第78回院展日本美術院賞。 |
同11年 | 第84回院展文部大臣賞。 |
同14年 | 第87回院展内閣総理大臣賞。 |
- ≪山桃彩り≫
- ≪絲遊変奏≫など
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