那波多目功一
那波多目功一(なばためこういち)
四季折々の花々を観察して
茨城県出身の日本画家。父親が中村岳陵について絵を描いていたこともあり、15歳から本格的に日本画を描き始める。写生に基づく丹念で繊細な画風が特徴。四季の花を描いた作品が多い。初期の作品では黒が基調のものもたくさん見られるが、やがて絵の色彩が明るい作品になっていった。
制作姿勢は常に自然体を心がけ、草木の収集を趣味とした。そんな那波多目功一について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
師の松尾敏男の勧めで牡丹を描き始め
四季の花を描いてきた那波多目功一ですが、特に薔薇や牡丹を描いた作品が人気。
淡い一筋の光が宗教的感動を帯びて漂う
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。日本画に関しては、やはり本画が水彩画や素描より高額な値がつきます。那波多目功一の主な作品種類は、絹本・彩色、紙本・彩色、水彩、版画など。
那波多目功一 略歴
昭和8年(1933)-
茨城県に生まれる。
昭和25年 | 第35回院展に初入選。松尾敏男に師事。 |
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同59年 | 第69回院展で日本美術院賞受賞。日本美術院特待となる。 |
同61年 | 第71回院展で日本美術院賞受賞。前田青邨賞受賞。 |
平成2年 | 第75回院展で日本美術院賞受賞。日本美術院同人となる。 |
同11年 | 第84回院展で内閣総理大臣賞受賞。 |
同12年 | 日本芸術院賞受賞。 |
那波多目功一 代表作品
- ≪耀≫
- ≪富貴譜≫など
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