中山忠彦
中山忠彦(なかやまただひこ)
ヨーロッパ調の永遠の女性像
福岡県北九州市出身の洋画家。高校2年の時から油絵を始め、1953年高校卒業後上京、伊藤清永に師事。阿佐ヶ谷洋画研究所にも通う。初期の頃は裸婦も描いたが、1965年に結婚してからは、ほとんど良江夫人をモデルに着衣の女性像を描き続けている。
常にクラシック音楽を流しながら製作し、19世紀英仏の宮廷ドレスを中心とコスチューム・コレクションは300着を超えているそうです。では、そんな中山忠彦について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
優雅で古風な趣のある女性像
夫人をモデルに写実表現で女性像を描いてきた中山忠彦ですが、やはり婦人画が人気で、写実性が高く描かれた作品ほど評価が高い。さらに婦人画でヨーロッパの装飾品が背景に描かれた作品ほど評価が高い。
華麗な色彩と綿密な描写で
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。中山忠彦の主な作品の技法は、油彩、水彩、鉛筆など。
中山忠彦 略歴
昭和10年(1935年)-
福岡県小倉市に生まれる。
昭和25年 | 15歳で県展に入選。高校卒業後上京。伊藤清永に入門。 |
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同29年 | 第10回日展に初出品。≪窓辺≫で初入選。 |
同43年 | 大阪で初個展。 |
同44年 | 改組第1回日展に≪椅子に倚る≫を出品。特選を受賞。 |
平成2年 | 日展に≪青衣≫を出品。日展会員賞を受賞。 |
同8年 | 日展に≪華粧≫を出品。内閣総理大臣賞を受賞。 |
同10年 | ≪黒扇≫にて日本芸術院賞受賞。同年日本芸術院会員となる。 |
同21年 | 日展理事長となる。 |
中山忠彦 代表作品
- ≪妝う≫
- ≪縞衣≫
- ≪青衣≫など
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