西村龍介

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西村龍介

西村龍介(にしむらりゅうすけ)

静謐な西欧古城の風景

山口県出身の画家。毎年ヨーロッパに渡り、パリを拠点としてフランスを中心に各地を巡って、森と水に囲まれた古城を描き続けた。昭和16年日本美術学校日本画科を卒業。同校では川崎小虎、矢沢弦月に師事。昭和39年渡欧をきっかけに「古城シリーズ」に着手。戦後の二科会で活躍した。

淡い色調から成る

緑と黄土色を基調に、西欧の古城などを点描で描いた静謐な風景画を中心に描いてきた西村龍介ですが、その中でも湖などに反射して映る「古城」が評価が高い。50~100万円ぐらい。日本国内で80年代、90年代の当時は、作品の価格も高騰しておりましたが、正直2000年代以降は以前の価格より低くなっている傾向が見られます。主な作品種類は油彩、パステル、版画など。鑑定機関は東京・虎ノ門の東京美術倶楽部になります。

西村龍介 略歴

大正9年(1920)-平成17年(2005)

山口県に生まれ、長野で没。

昭和16年 日本美術学校日本画科を卒業。
同25年 復員後、京都市立美術専門学校研究科に入学。
同27年 第39回二科展に≪河岸≫で初入選。
同31年 第41回二科展に≪鳥と植物≫などを出品し、特待賞を受賞。その後出品を重ねる。
同34年 第44回二科展に≪花≫などを出品し、金賞を受賞。
翌35年 二科会会員になった。
同38年 第48回二科展に出品し、会員努力賞を受賞。
同43年 第53回二科展に≪古城≫などを出品し、東郷青児賞を受賞。
同46年 第56回二科展に≪古城幻影≫などを出品し、内閣総理大臣賞を受賞した。
同50年 二科会委員長に就任した。
平成元年 芸術選奨文部大臣賞を受賞。
同13年 二科会を退会して無所属となった。

西村龍介 代表作品

  • ≪古城≫
  • ≪遥かなる聖堂≫など

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