岡本太郎
岡本太郎(おかもとたろう)
過激に日本美術の限界をうち破り、新時代の前衛芸術をめざし
神奈川県川崎市出身で、戦後日本の前衛美術の旗手として活躍した。1930年から40年まで滞在したパリでの活動の中で、カンディンスキーらとの交遊。抽象美術に目覚め、その後アンドレ・プルトンらとも親しくなる。シュルレアリスムの画風を築いた。
大阪万博のモニュメント「太陽の塔」はあまりにも有名。では、そんな岡本太郎について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
縄文の美に衝撃を受け
洋画だけでなく多くの絵画では、作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。岡本太郎の場合、主な作品の技法は、油彩、墨・水彩、版画など。またセラミックなどの陶器やオブジェ作品も多く制作。
パリ大学で人類学や哲学を学び
ただ同作家は生前、売り絵を書かないポリシーだったからか、国内のアート市場では油彩作品は中々出品されません。しかし版画やセラミックなどオブジェ作品は、比較的流通があります。
岡本太郎 作品
≪無題≫
≪黒い顔≫
≪作品≫
岡本太郎 略歴
明治44年(1911)-平成8年(1996)
神奈川県川崎市生まれ。東京で没。父は漫画家の岡本一平。母は小説家の岡本かの子。
昭和4年 | 東京美術学校に入学したが、半年で退学しフランスに渡った。 |
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同21年 | 帰国後、グループ「夜の会」を結成。 |
同28年 | パリ、NYで個展開催。南フランスでピカソ本人と会う。また同年にサンパウロ・ビエンナーレの日本代表に。 |
同29年 | 第27回ヴェネチア・ビェンナーレ展出品。「今日の芸術」刊行。 |
同43年 | メキシコで壁画《明日の神話》制作開始。 |
岡本太郎 代表作品
- ≪傷ましき腕≫
- ≪憂愁≫など
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