大山忠作
大山忠作(おおやまちゅうさく)
しみじみとした華麗なる骨太な描写
福島県出身の日本画家。家業は紺屋で父親も趣味で日本画を描いていたという環境から、自然に画家を志すようになる。人物画、宗教的作品、花鳥、風景と題材も多岐に渡る作風。モチーフとして鯉の作品も多い。
二期にかけて(1980年、84年)、成田山新勝寺光輪襖絵を手がけた。では、そんな大山忠作について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
描写技術の高さに定評
日本画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。日本画界では、長年愛好家や購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。大山忠作の場合は、やはり鯉の描かれた作品が人気で、泳ぐ鯉も多い作品の方が人気が高いです。主な作品種類は絹本・彩色、紙本・彩色、パステル、版画など。
描きたいものを描くという姿勢
やはり真贋も重要になってきます。特に原画の場合、作家によっては鑑定の有無が決め手になります。日本画界では、作家それぞれに鑑定機関を設けております。なお大山忠作の鑑定機関は東京・新橋の東京美術倶楽部になります。
大山忠作 略歴
大正11年(1922)-平成21年(2009)
福島県に生まれる。
昭和18年 | 東京美術学校日本画科に入学。 |
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同21年 | 第2回日展で初入選。山口蓬春に師事。 |
同43年 | 第11回日展で文部大臣賞を受賞。 |
同48年 | 前年日展出品作が日本芸術院賞を受賞。 |
同61年 | 日本芸術院会員となる。 |
平成11年 | 文化功労者。 |
同18年 | 文化勲章受章。 |
大山忠作 代表作品
- ≪池畔に立つ≫
- ≪五百羅漢≫など
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