ボナール
ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)
「色彩の魔術師」と呼ばれた画家
19世紀末のパリで活動した前衛的な集団・ナビ派の一員。身近な家族や室内の情景を主題とし、「親密派」(アンティミスト)とも呼ばれました。
浮世絵の特質である平面的で装飾性に富む日本絵画からの影響を受け、装飾的で象徴的な画風を得意としました。では、そんなボナールについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
ボナール自身による版画やポスターも制作
主な作品の技法は、油彩、水彩、版画など。
ベルネーム=ジューヌの邸宅を描いた作品も
絵画作品の確認は、ベルネーム=ジューヌ画廊(Bernheim-Jeune)著書・編者のカタログ・レゾネの掲載が前提になります。
ボナール 略歴
1867-1947
パリ近郊のフォントー・オー・ローズで陸軍省高官の家庭に生まれる。
1887年 | パリで大学法学部に在籍しながらアカデミー・ジュリアンで学ぶ。 |
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1889年 | アカデミー・ジュリアンで友人のドニ、イベル、セリュジエ、ランソン、ヴュイアールらと共にナビ派を結成。 |
1890年 | 官立美術学校で開催された日本美術展に感銘を受け、浮世絵の平面的な形態把握と構図を研究。 |
1891年 | アール・ヌーヴォー風のポスター≪フランス・シャンパーニュ≫を発表。 またナビ派に加わったヴュイヤールとともに日常生活を題材とした作品の制作をすすめる。 |
1893年 | マリア・ブールサンと出会い、その後、彼女をモデルとした裸婦像の制作をはじめる。 |
1924年 | 身繕いをする女性を主題としたシリーズを制作していく。 |
ボナール 代表作品
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- ≪戯れる二匹の犬≫
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- ≪昼食≫など
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