モンドリアン
ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian)
抽象絵画の先駆者
抽象絵画の創始者の一人。初期のころは、故郷オランダの風景画を描いておりました。抽象的な作風に変化するのは、ピカソやブラックなどのキュビスムに影響を受けたことによります。その頃から画面は徐々に単純化し始めました。
1917年、「デ・スティル」というグループを結成し芸術運動を行う。そこで、垂直線と水平線、3原色、無彩色からなる絵画を制作し、のちに工業・建築デザインにも影響を与えます。 そんなモンドリアンについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
「新造形主義」という幾何学的抽象画
モンドリアンの主な作品の技法は、油彩、水彩、木炭、版画など。現代アートだけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。アーティストそれぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。現代アートでも人気な図柄に対して高値がつく事が多いが、他のジャンルほどの差がないと思われます。ちなみにモンドリアンの場合、初期の風景、樹木などを描いた作品も海外のアート市場で出品されることもあるが、人気はやはり抽象画。
複製、ポスターは国内で目にしますが
やはり海外が主流になり、オリジナル作品が国内のアート市場で出品されることは、ほぼ無いです。版画自身も流通性はかなり低い。
モンドリアン 略歴
1872-1944
オランダのアメルスフォールトに生まれた。
1912年 | パリに移住。キュビズムの影響を受ける。そして、さらに進化し、抽象的な造形に。 |
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1917年 | 造形運動「ザ・ステイル」を立ち上げ、中心メンバーとして活動。 |
1920年 | 著書「新造形主義」のフランス語版が出版される。 |
1930年 | 「円と正方形」グループに参加。 |
1938年 | ドイツ・ナチスの脅威が拡大し、ロンドンへ。 |
1942年 | 初めての個展をヴァレンタイン・デュウデンシング画廊で開催。 |
モンドリアン 代表作品
- ≪ブロードウェイ・ブギウギ≫
- ≪赤・青・黄のコンポジション≫など
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