サム・フランシス
サム・フランシス(Sam Francis)
色彩が飛び交い、視覚芸術を探求
アメリカの抽象画家。鮮やかな色彩がほとばしる独特の作品を創作し続け、東洋美術にも関心を深かめ、余白の美も取り入れた。カリフォルニア州立大学で医学と心理学を修めたのち、1945年から絵画の道を志した。抽象表現主義、とりわけジャクソン・ポロックとクリフォード・スティルの影響を受けた。
第二次世界大戦でアメリカ空軍に応召、練習中に墜落事故に会い、2年間瀕死の重傷を体験。病床にいる間に絵を描き始めます。 そんなサム・フランシスについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
1950年代に渡仏。連作「白」で評価を。
連続的にも、「白」という無色の色から出発して、その後、青、赤、黄、黒、オレンジなどきわめて豊麗な色彩へと歩み入る。やはり絵具の滴りや跳ねが多い作品の方が評価は高い。
1957年世界一周。日本にも長期滞在。
日本各地を訪れ。陶芸制作も行なった。東洋的な感覚を積極的に取り入れた作品も発表。主な作品の技法は、油彩、アクリル、版画など。
サム・フランシス 略歴
1923-1994
アメリカ・カリフォルニア州サンマテオに生まれる。
1944年 | ダンバーの陸軍病院入院中に絵を描き始める。 |
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1948年 | カリフォルニア大学に復学。絵画と美術史を学ぶ。 |
1950年 | パリに渡る。 |
1952年 | 「アンフォルメルの意味するもの」展に出品。 |
1967年 | ヒューストン美術館で回顧展開催。 |
1972年 | オーブライト・ノックス美術館(バッファロー)で回顧展開催。 |
1978年 | ポンピドゥー・センターで<サム・フランシス:近作の絵画1976/1978>展開催。 |
1979年 | ボストン現代美術館で水彩画の回顧展開催。 |
サム・フランシス 代表作品
- ≪ホワイト・ライン≫など
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