高松次郎
高松次郎(たかまつ じろう)
日本コンセプチュアル・アートの礎
絵画、ドローイング、写真、立体、パフォーマンスと、技法や素材を限定せず、シリーズ作品を展開。現実の世界と視覚的認識のズレを表現した。あらゆる分野に挑戦しながらも、終始一貫して観念性の深い知的な視覚表現を求め続けた。
1963年に中西夏之、赤瀬川原平と美術集団「ハイレッド・センター」を結成。集団イベントも繰り返した。 そんな高松次郎について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
つねに新しいコンセプトを追求
主な作品種類は、油彩、ドローイング、コラージュ、版画など。≪影≫シリーズの絵画、≪遠近法≫シリーズ、紐や布による作品も制作。
鉄板、ガラス、木等を用いた立体造形を試み1970年代後半からは、観念的な発想よりも感覚的表現を重視するようになり、1980年以後は、明るい色調と描線の絵画も試みた。
高松次郎 略歴
昭和11年(1936)-平成10年(1998)
東京都に生まれる。
昭和33年 | 東京芸術大学美術学部絵画科を卒業。 |
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同38年 | 赤瀬川原平、中西夏之とハイレッド・センターを結成し、反芸術運動を展開。 |
同42年 | 「第5回パリ・ビエンナーレ」特別賞受賞。 |
同43年 | 「第34回ヴェネツィア・ビエンナーレ」カルロ・カルダッツオ賞受賞。 |
高松次郎 代表作品
- ≪影≫シリーズなど
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