ロートレック
アンリ・ド・トゥルーズ・ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)
赤毛の女性と煌びやかなパリ
ミュシャと並ぶ20世紀初頭ポスター美術の先駆者。パリ・モンマルトルで娼婦や夜の盛り場に集まる人々を生き生きと描き、1891年「ムーラン・ルージュのラ・グリュー」が認められたことからポスター画家として地位を確立。
パリの歓楽街をこよなく愛し、夜の世界で生活する人々の様相を鋭い観察眼と大胆な構図の中に描き出した。そんなロートレック作品に関しての当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
≪版画に関しては「試し刷り」も多く用いて作品を制作
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。ロートレックの主な作品の技法は、油彩、デッサン、版画などです。
アート市場は国内が主流、復刻版画との見分けが注意
復刻版画などは、国内のアート市場でも時々出品もありますが、当時本人が制作した作品が出品されることは少なく、やはり海外のアート市場が主流です。
ロートレック作品
≪エグランティーヌ嬢一座≫
≪Le Photographe Sescau≫
≪ジャヌ・アヴリン≫
ロートレック 略歴
1864-1901
南フランスの名門貴族・伯爵家に生まれる。
1881年 | 動物画のプランストーから絵を学ぶ。 |
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1885年 | モンマルトルに住み、キャバレー、酒場、娼婦、芝居小屋などの情景を描き続けた。 |
1889年 | アンデパンダン展に出品。 |
1891年 | 石版ポスターで認められる。 |
1893年 | パリで初個展。 |
ロートレック 代表作品
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- ≪ムーラン・ルージュにて≫
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- ≪写真家セスコー≫など
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