ストジャロフ
ウラジミール・フョードロヴィッチ・ストジャロフ(Vladimir Feodorovitch Stozharov)
人間と自然への愛と讃歌
20世紀半ばに活躍したロシアの風景画家。北ロシアの美しい景色、古い建築物、農民の静物などを主なモチーフとしました。卓越した描写力と、その筆致に秘められた厳しい人生観、自然観に優れた芸術家の姿をかい間見ることができます。エネルギッシュで雄大で重厚な、見るからにロシアの風土と伝統を感じさせる作風です。古典派的画風の正統的継承者として、当時は重要な地位を占めていた。
古い物と新しい物の融合
主な作品種類は、ほぼ油彩作品。ロシアのコルホーズ村、古いロシアの町、ロシアの農民の静物―これらがストジャロフの得意のモチーフで、古代ロシア建築や民族工芸品などが、過ぎ去った時代の芸術的、物質的な単なる形見でなく、当時のソビエト社会の本質に同化し、融合して息づいていた。
ストジャロフ 略歴
1926-1973
ロシアのモスクワで生まれる。
1945年から1951年まで | V.I.スーリコフ記念モスクワ美術大学に学んだ。 |
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1965年 | ロシア共和国功労芸術活動家の称号を受ける。 |
1968年 | ≪新しい北方≫、≪白夜≫、≪土曜日≫などの作品に対して、レーピン記念国家賞を受賞。ソ連邦芸術アカデミー準会員に。 |
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