脇田和
脇田和(わきたかず)
心豊かな自在な画境
東京都出身の洋画家。ドイツで修めた技法を土台に、子どもや鳥などのモチーフを優れた色彩・造形感覚で抽象的にデフォルメし、叙情的でぬくもりを感じさせる画風から「親密家(アンティミスト)」と評された。
平成3年、長野県軽井沢町のアトリエ敷地内に脇田美術館を開設。二男の脇谷愛二郎は造形作家・彫刻家として活躍もしてます。では、そんな脇田和について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
童話的で温かな印象を受ける作風
静物画を中心に描いてきた脇田和ですが、特に静物画では鳥を描いた作品が人気。主な作品の技法は、油彩、水彩、鉛筆など。
初期の頃から子供をモチーフに表現
やはり真贋も重要になってきます。特に原画の場合、作家によっては鑑定の有無が決め手になります。日本の画壇では、作家それぞれに鑑定機関を設けております。なお脇田和の鑑定機関は、東京・銀座の日動画廊が窓口で「脇田和の会」になります。
脇田和 略歴
明治41年(1908)-平成17年(2005)
東京都に生まれる。同地で没。
大正12年 | 青山学院中等部中退後、姉夫婦とともにドイツに渡る。 ミューラー・シェンフェルト塾で人体デッサンを学ぶ。 |
---|---|
同14年 | ベルリン国立美術学校に入学、洋画を習う。 |
昭和8年 | 第20回光風会展で、光風会展賞を受賞。 |
同11年 | 猪熊弦一郎、小磯良平ら8人の仲間とともに新制作派協会(現在の新制作協会)を結成。 |
同30年 | 日本国際美術展で最優秀賞。 |
同31年 | 毎日美術賞受賞。グッケンハイム国際美術展国内賞を受賞。 |
平成3年 | 勲四等旭日小綬章受章。 |
同10年 | 文化功労者に選ばれる。 |
脇田和 代表作品
- ≪窓≫
- ≪対話する鳥たち≫など
絵画査定・絵画買取について、作品の技法・真贋など、いろいろなお悩みがあるかと思いますが、お気軽にご相談下さい。