カンディンスキー
ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)
抽象絵画の先駆者
ロシア出身で表現主義の抽象画家。最初は印象派絵画を学んでいたが、その後抽象絵画の創始者となり、ドイツ出身の画家フランツ・マルクらとともに表現主義の流派「青騎士」を結成した。
1922年からバウハウス(1919年にドイツで創設された絵画・彫刻・建築・工芸教育についての総合的造形学校。)で教鞭を執る。作風は表現的な抽象から、理知的な構成へと推移していった。また美術理論に関する多くの著作も残されている。では、そんなカンディンスキーについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
「印象」「即興」「構成」を3つの型として絵画を定義
作品の技法に関しても本画なのか?版画なのか?作技によっても評価や査定額が変わります。洋画に関しては、やはり油彩画が水彩画やデッサンより高額な値がつきます。カンディンスキーの主な作品の技法は、油彩、水彩、グアッシュ、版画など。
「コンポジション」は有名なシリーズ作品
展覧会での鑑賞以外拝見することも難しい作家でもあります。版画などが国内でのアート市場でも出品されることはありますが、油彩作品が出品されることは稀です。
カンディンスキー 作品
≪Composition No.223≫
≪無題≫
≪「小さな世界」より2≫
カンディンスキー 略歴
1866-1944
モスクワにて生まれる。
1886年 | モスクワ大学にて国民経済学と法律学を専攻。 |
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1896年 | 芸術家の道を選ぶことにして、ドイツ・ミュンヘンに移住。 |
1901年 | 芸術家グループ「ファランクス」創設。 |
1909年 | 「ミュンヘン新美術家協会」創設、会長に就任。 |
1911年 | フランク・マルクと「青騎士編集部」を創設。翌年1912年、年刊誌「青騎士」を発行。 |
1918年 | 教育人民委員会(NARKOMPROS)における造形美術部の一員となり、国立高等芸術・工芸院の教授に就任。 |
カンディンスキー 代表作品
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- ≪モスクワ1≫
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- ≪即興7≫
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- ≪黒い点1≫など
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