横山大観
横山大観(よこやまたいかん)
近代日本画を率いた巨匠
近代日本画を代表する巨匠。明治元年に生まれ、大正、昭和の90年を生き、近代の「西洋画」に対する「日本画」を代表する日本画家です。同作家は東京美術学校(現・東京藝術大学)の第一期生で、菱田春草や下村観山らと岡倉天心の日本美術院創立に参加し、多難な道を選択。天心没後は1914年に日本美術院を再興し(院展)、リーダーとして活躍を広げて行きました。
画業が長いだけに多彩でもありました。題材では≪霊峰飛鶴≫(横山大観記念美術館所蔵)などの富士山が有名で、生涯に約1500点も描いております。東洋思想に題材をとったり、水墨画もよく描きました。 では、そんな横山大観について当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
「富士画の大観」とも呼ばれ
やはり富士を描いた作品の評価は高いです。ただ、同じ富士でも作品によって、500万円~5000万円ぐらい開きがあります。
明治・大正・昭和と日本画壇をリード
評価的には昭和15年頃~20年頃が高いと言われています。
鑑定に関しては、登録番号を発行
大家だけあって贋作も多く、鑑定が取れているものは、大観番号という番号がついています。なお鑑定機関は東京・上野の横山大観記念館になります。
横山大観 作品
≪海暾(かいとん)≫
≪朝陽映島≫
≪霊峰四趣 秋≫
横山大観 略歴
明治元年(1868)-昭和33年(1958)
水戸に生まれ、東京で没。
明治22年 | 東京美術学校に第一期生として入学し、橋本雅邦、岡倉天心の指導を受けた。 |
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同28年 | 京都市美術工芸学校教諭。 |
翌29年 | 東京美術学校教授。 |
同31年 | 天心とともに東京美術学校を辞職し、日本美術院の創立に参加した。 |
大正3年 | 日本美術院を再興した。 |
昭和6年 | 帝室技芸員。 |
同10年 | 帝国美術院会員、のち帝国芸術院、日本芸術院会員となる。 |
同12年 | 文化勲章を受章した。 |
横山大観 代表作品
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- ≪生々流転≫
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- ≪夜桜≫など
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