張大千
張大千(ちょうだいせん) Zhang Daqian
20世紀を代表する中国画の大家
20世紀中国絵画を代表する画家で、近代の書画家。中国・四川省の出身。古典的な中国絵画技法と現代の新しい技法を融合させた。刺繍、絵画に長じた母親から花を描くことを学び、上海では曽熙(そうき)と李瑞清(りずいせい)の下で伝統的な中国の絵画法を学びました。日本、敦煌、香港、アメリカ、南米、台湾など実際に居住を移しながら、海外の技法や美的感覚を習得しました。
大規模な所蔵品を台北の国立故宮博物館に寄贈
主な作品の技法は、紙本・彩色、水墨、版画など。書、篆刻、詩の分野でも活躍した。1978年には台湾に移住。晩年は台北に住み、水墨画に専念した。絵画作品に関しては、特に山水画の評価は高い。そんな張大千作品ですが、やはり台湾、中国を中心とした海外が主流になり、オリジナル作品が国内のアート市場で出品されることは、少ないのが現状です。また蒐集・収集家でも有名で、古画の研究、創作などの分野でも多大な功績を残した。
張大千(ちょうだいせん) 略歴
1899-1983
中国四川省内江に生まれる。
1917年 | 19歳の時に日本の京都へ留学し、京都芸術専門学校で3年間染色を学んだ。 |
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1920年 | ~30年代上海等での個展で認めらる。 |
1933年 | 中央大学芸術専攻教授に就任。 |
1936年 | 「張大千画集」を出版、徐悲鴻が序を書き500年に1人の画家と称賛される。 |
1948年 | 香港に移住。最晩年は台湾に移住。 |
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